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ぽこた



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ぽこた

コトノ華

Lyricist:ぽこた
Composer:石田寛朗

雲間から射しこむ火を
黒く光る石に映し
背負った罪の深さを噛みしめて
白き地に浮かべたのは幾千の武士(もののふ)の影
我が筆に込めた憂いが色を持ち胎動を打つ

くちをしと嘆きむせ
己の未熟さを怨み
紡がれたコトノハに
いかなる罪があろうとも
けしきは恋模様
いたづらに距離を近づけては
涙を流す

割いて裂いて今華となれはかなき想いならば
諸行無常この世の理に遊ばれ
鳴いて啼いて今華となれ報われぬ夢ならば
紡ぐ糸に託せし恋は
今大輪を纏い舞い上がった
天翔せしむ龍がごとく
七色に光り咲き誇れ
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繰り返すまばゆき夜明け
巡る光は矢のごとく
無為に過ごした刻の重さに気付く
灼ける喉動かぬ筆むすびあげた永久の雫
ありふれたそらごとだと我が手から落ちる陽炎

溜め息の雨に濡れ
雅の意味を尋ねよう
いにしえのコトノハに
いかなる罪をきせようと
うつすは恋模様
かなしき運命(さだめ)をつきつけては
涙を流す

割いて裂いて今華となれはかなき想いならば
見果てぬ夢楼閣に浮かべた黄昏
鳴いて啼いて今華となれ報われぬ夢ならば
紡ぐ琵琶に託せし恋は
今馬蹄の音とともに奏であう
たけき灼熱の地を裂いて
輝きの契交わすまで